留学期間の健康維持について
私は1年間の学校生活は、無遅刻、無早退、無欠席で終えることができましたが、海外生活で一番の心配は健康に関することだと思います。
台湾は幸い医療環境は日本とかわらないほど良いですが、病状を中国語で伝えることが難しいし、なるべく医者にはかかりたくないので、日本を出国する前に、健康診断を受け、定期的に通っている医者で検査を受け、歯医者でメンテナンスをしてもらいました。
薬は、頭痛持ちなので医者から処方してもらった片頭痛薬以外に市販の頭痛薬を購入して、台湾に持ち込みました。台湾では日本の薬もたくさん売られていますが、ものもらい用の目薬はあまり売っていないというので、それも持っていきました。それから、「ばんらんちゃ」という漢方薬局で購入できる粉末のものをいくつか用意しました。ばんらんちゃは日本でも、インフルエンザが流行っているときにお湯に溶かして飲んだりしていました。「ばんらん」というのは漢方で解熱剤に使われるものですが、「ばんらんちゃ」は処方がなくても買えます。クラスメートが咳をしているときうつりたくないなと思いながら飲んでいました。
こちらで風邪で2回医者にかかりました。留学保険の対象医療機関で、お医者さんも事務の女性も日本語が話せました。ときどきお腹の調子が悪くなったりしましたが、それは食事を抜いてお粥などから食べ始めるなどして自然治癒を図りました。最初は水も合わないのか、たびたびお腹を壊しましたが、次第にそういうことはなくなりました。
台北は湿気も高いですし、疲れます。学校から帰ると眠くなることもたびたびですが、その時は、15分だけ寝ていました。
また疲れた日や、体調が悪い日は、宿題だけ終わらせて午後8時ぐらいに寝てしまうこともありました。そうすると翌朝は元気に起きることができました。
私はもともと睡眠障害はないのですが、台北に来た早々は、なかなか寝付けないこともありましたが、日が経つにつれてそういうことも無くなりました。
あまり暑くない季節は、登下校は徒歩にしていました。運動を兼ねて30分ぐらいの道のりです。さすがに暑くなるとU-bikeにしました。天気がいい土曜日は地元のシニアとストレッチのような体操と排舞と言われるダンスをしていましたが、ジムに通っているわけでもなく、それほど積極的に運動はしていませんでした。幸い台湾は安くマッサージを受けることもできますし、漢方を取り入れた食事もありますので、体を休める自分なりの方法を見つけるといいと思います。
授業は休んでしまうとついていけなくなる恐怖心からまた、休むと体調が良くないところに宿題を数日間分やらなくてはいけなくなりますので、授業は休まないことを一番の目標にして過ごしました。