迪化街の印花樂でDIY
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60から台湾で人生を1ミリうごかしてみる!
6月に台南のマンゴーの産地として有名な玉井に行ったときに最大な抗日事件の「噍吧哖事件」(「西來庵事件」とも言われる)の記念館に行ってきました。日本統治時代の台湾で起きた抗日事件中でも最も日本側が被害を受けた事件で、台湾の人々(主に漢福建人や先住民)が宗教勢力を用いて大規模な武力で日本に抵抗した初めての重要な出来事と言われています。
以前玉井に行ったときに虎頭山に抗日事件碑があるのは知っていましたが、玉井のバス停がらこんな近くにその記念館があるのは知りませんでした。
首謀者の余清芳は元警官です。台湾の人たちが利益がでる産業を日本人が独占することなどに不満を持つのは理解できますが、この事件については余清芳が宗教じみた話を常々しており、本当の彼の目的は何だったのか?理解が追い付きません。
そして殺害された日本人女性は20か所以上を槍で差されて殺され方をしており、どうしていち女性がそんな残忍な殺され方をしなければならなかったのか?謎です。
台湾側にしても日本側にしてもいろいろ言いたいことはあると思いますが、228事件で公開処刑された弁護士湯徳章から日本人の父親を奪ったのはこの事件でした。
記念館は台南政府によって設立されましたが、首謀者を英雄視しているようにも私には見えました。どうして立派な武器が揃っていたのか?私には理解できないことばかりです。