台湾生活

台湾の年越し

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台湾人にとって「お正月」と言えば旧暦のお正月(旧正月、春節)なので、12月31日から1月1日は単なる年越しなのですが、1月1日は祝日です。旧正月ほどではないにしろ各地でイベントがあります。

有名なものは、台北101の花火!昨年台北滞在中は、アパートの屋上が解放され、ほかの住民の方々といっしょに花火のショーを見届けました。アパートから台北101まで2駅の距離で比較的近かったのと、ラッキーなことに前に遮る建物が無かったので、可能だったのですが、自宅から見られない人は台北101近くに集まって楽しみます。また花火の前に台湾各地でたくさんの歌手を招いて無料のコンサートを開催するのですが、台北はいつも101近くで開催するので、それを目当ての人も多いです。人気のある歌手は、一晩で各地を移動して出演ということもあるくらい有名な歌手が出演します。12月31日は台北101近くのコンビニは、大勢の人が押し寄せるので、売れ筋のドリンクなどを大量に積み上げ、大勢のお客さんでガラスが割れないように、ガラス戸を外して営業します。

コンサートと花火を見て、総統府で早朝5時から始まる国旗掲揚のセレモニーを見に行くのが定番です。この日ばかりは、地下鉄も終日運行します。1月1日は総統府は無料参観できるため、セレモニー後に、総統府前に並んで開門を待ち参観します。
先着何名という制限はありますが、参観のため総統府に入ると、総統が直接ひとりひとりに「新年快楽(あけましておめでとう)」と言ってくれ、記念品、たいていは「紅包」という赤いお年玉袋のセット(お金は入っていません)を直接手渡してくれます。私も昨年は2時間半並んで、直接当時の蔡総統から新年のあいさつを聞き、紅包をいただいて感激したことを思い出します。
今年は、台湾で有名な「乖乖」というスナック菓子で、総統府参観記念の限定版のものも記念品だったようです。
総統府には記念品を売るショップはありますが、この日は郵便局やなんと軍まで記念グッズの臨時販売のブースが出ます。軍の制服を着た方がにこやかに商品の説明をしてくれます。
お土産で人気があるのは総統府のプラモ。これは毎年バージョンが変わります。
無料コンサートは各地の市政府が主催ですし、総統からひとりひとりに新年のあいさつを言ってもらえるなんて、日本より市民と行政の距離が近くて、みんなで楽しむイベントが台湾には多いと感じます。

今年の年越し花火の動画です!日本ではこんな高いビルに花火を仕込むなんて考えられません。

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小 甜
小 甜
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オーバー60歳で、台湾に語学留学しました。何度も旅行で来てマニアックな経験も相当したし、日本から近いし、安全って言われているし・・・でも、いざ留学生として住んでみるとやっぱりいろいろな問題にぶちあたります。いっぽうでは、留学生の間で難しいといわれていることがあっさり解決できて、ちまたの情報は古いのか?と思うこともあります。私が日々経験するあたらしい台湾生活をご紹介していきたいと思います!
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